洲崎(東京都)(読み)すさき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「洲崎(東京都)」の意味・わかりやすい解説

洲崎(東京都)
すさき

東京都江東区(こうとうく)南部木場(きば)6丁目、東陽(とうよう)1丁目あたりの旧地名。元禄(げんろく)年間(1688~1704)海岸を埋め立て、洲崎の原とよび、弁天様を祀(まつ)った。1703年(元禄16)名主の久右衛門(くえもん)が買い受け久右衛門町とよばれた。1869年(明治2)弁天社(洲崎神社)を中心に、西を深川平久(へいきゅう)町、東を洲崎弁天町に分けた。1888年根津遊廓(ゆうかく)(文京区)を洲崎弁天町に移し、洲崎は遊里の街として知られるようになった。今日も古い料亭が残っている。

沢田 清]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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