活性化熱(読み)カッセイカネツ

化学辞典 第2版 「活性化熱」の解説

活性化熱
カッセイカネツ
heat of activation

反応速度式を活性錯体理論により熱力学的に表示したときのパラメーターの一つで,活性錯体と原系の標準エンタルピーの差に相当する.とくに定圧反応の速度定数kp の表示に有効で,kp は活性化熱Δ H,活性化エントロピーΔ S透過係数κ,ボルツマン定数kプランク定数h,絶対温度Tにより,

で表される.活性化体積が0の反応では,活性化エネルギーΔ Eに一致し,またアレニウス式における見掛けの活性化エネルギーEa とは,

Ea = Δ HRT

の関係がある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

関連語 Ea RT

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む