活用語尾(読み)カツヨウゴビ

デジタル大辞泉 「活用語尾」の意味・読み・例文・類語

かつよう‐ごび〔クワツヨウ‐〕【活用語尾】

国文法において、用言語尾で、活用の際に語形変化をする部分。動詞では、「読む」の「む」(「ま・み・む・め」などと変化)、形容詞では、「寒い」の「い」(「く・い・けれ」などと変化)などの類。

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精選版 日本国語大辞典 「活用語尾」の意味・読み・例文・類語

かつよう‐ごびクヮツヨウ‥【活用語尾】

  1. 〘 名詞 〙 国文法で、用言の語尾で活用の際に変化する部分の音節。現代口語の一段活用動詞では、助詞助動詞に直接する部分(変化しない部分)の音節まで含めていう。

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世界大百科事典(旧版)内の活用語尾の言及

【活用】より

…さらに助動詞〈だ〉の各変化形を,それぞれ1単語(助詞)と考えることもできるが,各変化形の用法は動詞・形容詞の各変化形にほぼ一致し,各変化形を通じて意味上一貫性が認められるので,1個の活用系列中に収める。
[語幹と語尾]
 動詞・形容詞(および形容動詞)では一般に,交替の行われる音節以下を活用語尾,それに先だつ部分を語幹と呼ぶが,動詞のルレ添加型では,直前の1音節(考えルの〈え〉,試みルの〈み〉)までを語尾に含める習慣である。なお,見ル・出ル・来ル等では,ルの前が1音節にとどまるが,これらは語幹・語尾の別のないものという分類をうける。…

【語尾】より

…接尾辞と呼んでもよい。これには,それがつくと語幹(もしくは無活用の単語)が形成されることになる派生語尾と,単語の活用形が形成されることになる活用語尾とがある。派生語尾には常になんらかの意味が伴うといえるが,活用語尾にはなんらかの意味を伴うものとそうでないものがある。…

※「活用語尾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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