流動摩擦(読み)りゅうどうまさつ(その他表記)flow friction

改訂新版 世界大百科事典 「流動摩擦」の意味・わかりやすい解説

流動摩擦 (りゅうどうまさつ)
flow friction

流体流動に伴う摩擦パイプの中に流体を流すにはパイプの片端から圧力を加え,流体の流動にともなう摩擦力に打ち勝つ必要がある。定常状態では両者はちょうどバランスしている。一般的にいえば流動摩擦は,流速,粘性とともに増加し,管径が大きくなると小さくなる。ただし,もう少し詳しくみると,流動摩擦は層流と乱流で様子が違う。完全に発達した乱流の場合は流動摩擦力は粘性に無関係になり,流体の密度をρ,速度Uとすると,1/2 ρU2に比例する。しかし一方,層流では粘度に依存し,粘度をμ,管径をDとすると,μU/Dに比例する。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 西村

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む