故事成語を知る辞典 の解説 流水に鑑みる無くして止水に鑑みる 落ち着いた心境にならないと、ものごとの本当の姿は見えてこないということ。 [由来] 「荘子―徳充符」の一節から。あらゆるものの本質を見通して、ちっとも動じることのないある人物に、人々が競って会いに行くことを、「人は流水に鑑みる莫なくして、止水に鑑みる(人が自分の姿をきちんと見ようとするときには、流れている水に映すのではなく、静かで波立っていない水に映すものだ)」とたとえています。なお、「荘子」は老荘思想の書物ですが、このことばは、対立する儒教の祖、孔子のことばとして引用されています。 出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報 Sponserd by