日本歴史地名大系 「浄源寺」の解説 浄源寺じようげんじ 愛知県:瀬戸市中品野村浄源寺[現在地名]瀬戸市岩屋町洞谷山と号し、曹洞宗。本尊白衣観音菩薩。鳥原(とりはら)渓谷の入口にある。九世自得契虔の明和五年(一七六八)頃成立の、「浄源歴代志」によると、聖武天皇の時、行基がここに来って庵を結び、それから七〇〇余年後の享徳(一四五二―五五)の頃、雲興(うんこう)寺の天先祖命が隠居寺として浄源寺と改称したと記し、「雑志」もほぼ同様のことを記している。「徇行記」は「草創ノ由来不詳」とし、「尾張志」は永享二年(一四三〇)天先祖命の開基とする。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by