享徳(読み)キョウトク

デジタル大辞泉 「享徳」の意味・読み・例文・類語

きょうとく〔キヤウトク〕【享徳】

室町中期、後花園天皇の時の年号。1452年7月25日~1455年7月25日。

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精選版 日本国語大辞典 「享徳」の意味・読み・例文・類語

きょうとくキャウトク【享徳】

  1. 室町時代、後花園天皇の代の年号。宝徳四年(一四五二七月二五日疱瘡流行により改元。享徳四年(一四五五)七月、康正と改元。出典は「尚書」の「世世享徳、万邦作式」。

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日本の元号がわかる事典 「享徳」の解説

きょうとく【享徳】

日本の元号(年号)。室町時代の1452年から1455年まで、後花園(ごはなぞの)天皇の代の元号。前元号は宝徳(ほうとく)。次元号は康正(こうしょう)。1452年(宝徳4)7月25日改元。陰陽道の「三合厄歳」(三合の厄)を理由として行われた。『尚書(しょうしょ)』を出典とする命名。関東では、1454年(享徳3)に鎌倉公方の足利成氏(しげうじ)(5代)が関東管領の上杉憲忠(のりただ)を暗殺したことをきっかけに、幕府山内(やまのうち)上杉氏(関東管領家)・扇谷(おうぎがやつ)上杉氏に与する勢力と、鎌倉公方(後に古河(こが)公方)に与する勢力が争う大規模な戦乱(享徳の乱)が発生した。

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普及版 字通 「享徳」の読み・字形・画数・意味

【享徳】きよう(きやう)とく

徳をうけつぐ。〔左伝、昭七年〕今、(公孫段)無祿(不幸)にして早世し、久しくを享くることを(え)ず。其の子(施)敢て(たも)たず。敢て君に以聞せずして、私(ひそ)かにれを子に致す。

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