浅所村(読み)あさどころむら

日本歴史地名大系 「浅所村」の解説

浅所村
あさどころむら

[現在地名]平内町浅所

東および南は陸奥湾に面し、西は福館ふくだて村・平川ひらかわ村、北はたき村支村の間木まぎ村に接する。正保二年(一六四五)の津軽郡之絵図によれば、現在の小湊こみなと川河口、汐立しおだて川の辺りは海が大きく湾入した入江として描かれ「此湊浅候大船入不申 漁舟計入申候」とある。元文元年(一七三六)新派として滝村の支村として開かれたが(「黒石領御日記」市立弘前図書館蔵)、浅所三戸の名のように貧弱な村であった。文政一〇年(一八二七)には家数一二軒(平内町史)、天保郷帳には村名がない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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