日本歴史地名大系 「浅生八幡神社」の解説 浅生八幡神社あそうはちまんじんじや 福岡県:北九州市(旧筑前域)戸畑区戸畑村浅生八幡神社[現在地名]戸畑区浅生二丁目現在は飛幡(とびはた)八幡宮というが、一般に浅生八幡とよばれる。祭神は神功皇后・応神天皇などで、旧県社。天正年間(一五七三―九二)麻生氏総廟とされた枝光(えだみつ)八幡宮(現八幡東区)の分霊を戸畑村塩井(しおい)崎(潮井崎)に勧請して戸畑村の産土神としたのが当社の始まりという。その後麻生氏の勢力が衰えると当社も荒廃したが、寛文年間(一六六一―七三)に氏子が現在地に移し、社殿を造営したという(「棟札」戸畑市史)。大正九年(一九二〇)には名護屋(なごや)崎に祀られていた摂社名古屋(なごや)神社(名護屋神社)を合祀した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by