浅草七軒町(読み)あさくさしちけんちよう

日本歴史地名大系 「浅草七軒町」の解説

浅草七軒町
あさくさしちけんちよう

[現在地名]台東区元浅草もとあさくさ一丁目

浅草永住あさくさながずみ町の南にある。明治五年(一八七二)浅草永住あさくさながすみ町のうち旧浅草華蔵院あさくさけぞういん門前に華蔵院寺地、旧下野宇都宮藩戸田氏上屋敷・旧出羽松山藩酒井氏上屋敷ほか武家地を合併して起立された。町名は江戸時代この付近の俗称浅草新寺あさくさしんてら町あるいは七軒といったことから命名された。沿革図書によれば、東側の戸田氏上屋敷の地は延宝年間(一六七三―八一)から享保(一七一六―三六)頃までは大和松山藩織田氏(のち丹波柏原藩主)の屋敷地で、弘化(一八四四―四八)頃には遠江浜松藩井上氏の屋敷となっている。西側の酒井氏上屋敷の地は延宝から享保頃までは陸奥浅川藩本多氏(のち三河伊保藩を経て遠江相良藩主)の屋敷地で、文政年間(一八一八―三〇)には酒井氏上屋敷となっていた(文政町方書上)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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