浅虫村(読み)あさむしむら

日本歴史地名大系 「浅虫村」の解説

浅虫村
あさむしむら

[現在地名]青森市浅虫

陸奥湾岸、久栗坂くぐりざか村の東北にあり、温泉で知られる。

天文年間(一五三二―五五)の津軽郡中名字に「麻蒸あさむしの湯」とみえる。正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の田舎いなか郡に高一八・九五石、うち田方一七・七五石とある。貞享元年(一六八四)の郷村帳に高一八・九石とある。同四年の検地帳によれば、田方一〇町四反五畝二歩、畑方六町七反四畝二四歩、田畑屋敷合せて一七町一反九畝二六歩、村高八七・五七三石とある。ほかに七八八間に一〇間の浜一ヵ所があり、うち二ヵ所に塩釜がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android