20世紀日本人名事典 「浅野長武」の解説
浅野 長武
アサノ ナガタケ
昭和期の美術史家 東京国立博物館長。
- 生年
- 明治28(1895)年7月5日
- 没年
- 昭和44(1969)年1月3日
- 出生地
- 東京
- 出身地
- 広島県
- 学歴〔年〕
- 東京帝大文学部国史学科〔大正9年〕卒,東京帝大大学院〔大正14年〕修了
- 経歴
- 昭和2年学習院講師。美術史家として幅広く活躍し、17年重要美術品等調査委員会会長など多くの要職をつとめ、26年東京国立博物館館長に就任。正倉院、国立近代美術館、国立西洋美術館の各評議員、国際博物館会議日本委員会委員長を兼任。この間、ルーブル美術展、ツタンカーメン展など大規模な美術展を開催して海外美術の紹介に尽力。また15年に旧広島藩主第16代当主の侯爵を継ぎ、貴族院議員もつとめた。著書に「日本美術の流れ」「美術道すがら」「厳島」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報