浜島寺町(読み)はましまてらまち

日本歴史地名大系 「浜島寺町」の解説

浜島寺町
はましまてらまち

[現在地名]敦賀市もと

東浜ひがしはま町の東に位置し、上島寺かみしまてら町の浜側にできた町。枝町はきつね辻子ずし土器かわらけ辻子ずし鵜殿辻子うのとのずし。「敦賀雑記」は「当町ハ古クハ寺地也、(中略)今モ民家ニ井戸掘ナトスレハ、五輪ナトマヽ出ルトソ」と記す。寛文三年(一六六三)の家数一七八、うち家持一二三・貸屋五三・寺二(寛文雑記)、享保一一年(一七二六)の家数一三三(指掌録)。天和二年(一六八二)には絵書・時計屋・塗師屋・付木屋・人形屋・目薬屋・昆布屋三軒があった(遠目鏡)

浄土真宗本願寺派白雲山浄蓮じようれん寺は、本尊阿弥陀如来、開基は誓円。もと樫曲かしまがり村にあり、その後洲崎すざきに移り寛文の末頃当地に移転。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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