浜松歌国(読み)はままつ うたくに

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「浜松歌国」の解説

浜松歌国 はままつ-うたくに

1776-1827 江戸時代後期の歌舞伎作者,随筆家
安永5年生まれ。生家大坂木綿問屋。歌舞伎作者としてよりも大坂に関する文芸,演芸,風俗などの考証随筆にすぐれた。文政10年2月19日死去。52歳。名は清蔵。通称は清兵衛。号は颯々亭南水。別名に八重牆(垣)歌国。屋号は布屋。著作に「摂陽落穂集」「摂陽奇観」「南水漫遊」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の浜松歌国の言及

【許多脚色帖】より

…早稲田大学演劇博物館蔵。薬種問屋吉野五運(大坂)の4代目・5代目が収集した資料を,狂言作者の浜松歌国が整理したものと考えられる。初期から文政10年までの歌舞伎資料が年代順に貼り込まれ正編36,付巻4,別巻2帖から成る。…

【南水漫遊】より

…江戸後期の随筆。著者は浜松歌国で,浪華江南颯々亭南水主人と号したところからきた書名である。角書に〈古今参考〉とある。…

※「浜松歌国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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