浦佐(読み)うらさ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「浦佐」の意味・わかりやすい解説

浦佐
うらさ

新潟県南魚沼市(みなみうおぬまし)の一地区。旧浦佐村。旧三国(みくに)街道宿場町で、魚野川(うおのがわ)の河岸場(かしば)町としても栄えた。上越新幹線、JR上越線の停車駅。また国道17号も走る。3月3日の毘沙門堂(びしゃもんどう)(普光寺(ふこうじ))の裸押合大祭(はだかおしあいたいさい)が名高く、越後三山只見(えちごさんざんただみ)国定公園の登山口として観光開発にも力が注がれている。

[山崎久雄]


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世界大百科事典(旧版)内の浦佐の言及

【大和[町]】より

…中世には藪神(やぶかみ)荘に含まれ,南北朝時代の城跡もある。江戸時代には三国街道が通じ,中心集落浦佐は宿場として,また毘沙門堂(普光寺)の門前町として栄えた。魚野川東岸の大崎は八海山の登山口にあたり,大前(おおさき)神社は火渡祭でも知られる。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」