1982年11月15日に大宮―新潟が開業し、91年に東京まで乗り入れた。東京、埼玉、群馬、新潟各都県に計12駅とスキー場営業期間だけ使用するガーラ湯沢駅(新潟県)があり、列車は「とき」「たにがわ」の2種類が走っている。2004年10月の新潟県中越地震では浦佐―長岡間を走行中のとき325号が脱線。乗客乗員にけがはなかったが、営業中の新幹線で初の脱線事故となった。
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大宮~新潟間303.6km(実距離269.5km)の新幹線。JR東日本に属する。上越新幹線は,東海道新幹線,山陽新幹線がそれぞれ在来線の輸送力増強策として建設されたのと異なり,全国的新幹線網の整備を図り,もって国民経済の発展と国民生活領域の拡大に資することを目的として建設された。この目的達成のために,1970年5月,全国新幹線鉄道整備法が制定され,同法に基づき運輸大臣が基本計画を定め,建設の指示を行った。同基本計画では,起点が東京都,終点が新潟市と定められており,工事は鉄道建設公団が施行,71年12月に開始された。総工費約1兆7000億円で,82年7月大宮~新潟間の工事が完成,同年11月15日から暫定的に営業を開始した。上毛高原~越後湯沢間の大清水トンネルは延長2万2221mで,山岳トンネルとしては世界最長である。大宮以南については,東北新幹線と線路を共用しており,85年3月14日から上野駅まで,91年6月20日から東京駅までの乗入れが実現した。実質上の支線として越後湯沢~ガーラ湯沢間1.8kmがある。
執筆者:村山 繁樹
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埼玉県大宮―新潟間269.5キロメートル(営業キロは303.6キロメートル)を走る東日本旅客鉄道の新幹線鉄道。1971年(昭和46)12月着工、1982年11月大宮―新潟間を開業した。さらに1985年上野―大宮間が東北新幹線の一部として完成、1991年(平成3)には東北新幹線とともに東京駅への乗入れが実現した。列車の多くは東京―新潟間を走っている。上越国境付近で本州の脊梁(せきりょう)山脈を横断するため、トンネルの区間が多く、とくに高崎―長岡間では総延長の78%がトンネルで占められる。このなかには世界最大級の鉄道トンネルである大清水(だいしみず)トンネル(2万2221メートル)など、5000メートル以上のものだけでも7本ある。また、豪雪地帯を走るため、散水消雪設備やスノーシェルターを主とする雪対策施設が整備されている。
[青木栄一・青木 亮]
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…引き続き山陽新幹線も67年に着工され,72年3月に新大阪~岡山間,75年3月に岡山~博多間がそれぞれ開業した。82年6月東北新幹線の大宮~盛岡間が,同年11月上越新幹線の大宮~新潟間(それぞれ85年3月上野まで,91年6月東京まで延長)が開業した。97年10月には北陸新幹線の高崎~長野間が開業した。…
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