浦島子伝(読み)うらしまこのでん

百科事典マイペディア 「浦島子伝」の意味・わかりやすい解説

浦島子伝【うらしまこのでん】

平安中期の浦島子をめぐる漢文の伝。作者不詳。古くは本書に基づいて《続浦島子伝記》が書かれたとされたが,現在では《続浦島子伝記》を基に現《浦島子伝》が作られたと考えられている。現存するものは,近世儒者木下順庵が補訂したもの。一般の浦島伝説とは異なり,霊亀は海神の娘であり,前世において浦島子と夫婦であったとする点が《続浦島子伝記》と共通する。これらの〈伝〉には,亀の報恩というモチーフはいまだ見られない。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む