浦島伝説(読み)うらしまでんせつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「浦島伝説」の意味・わかりやすい解説

浦島伝説
うらしまでんせつ

動物報恩譚の一つで,動物 (亀) の恩返しにより異郷に迎えられる昔話。同じ説話が,古代の『丹後国風土記』逸文,『日本書紀』などには,伝説としてみられる。内容は,異郷訪問,時間経過の早さ,禁忌破棄などの要素から成る。なかでも,古くから一貫して異郷訪問譚の形式をとるが,登場する乙姫と亀と浦島の関係のあり方からみると,近世恩義という観念で3者を結合させたことにより,古代にみられた異郷の女性と人界の男との神婚というモチーフが消えており,時代により話の変容がうかがえる。

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旺文社日本史事典 三訂版 「浦島伝説」の解説

浦島伝説
うらしまでんせつ

日本の代表的伝説の一つ
浦島太郎が助けた亀に乗って,竜宮の乙姫の客として3日間歓待され,帰ってみやげの「玉手箱」を開くと白髪の翁となったという話。『万葉集』をはじめ丹後国風土記・御伽 (おとぎ) 草子などにみえ,類似の説話は世界に広く分布している。

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