浪人町(読み)ろうにんまち

日本歴史地名大系 「浪人町」の解説

浪人町
ろうにんまち

[現在地名]中央区唐人町とうじんまち一―三丁目

南北に延びる唐人町横とうじんまちよこ町の北、東西に延びる通りの町。福岡博多近隣古図では「浪人丁」と記され、通りの東部は「唐人町ノ内」とされ、通りの西端は曹洞宗吉祥きつしよう寺と法華宗妙安みようあん(現日蓮宗)の間に入り込む。「続風土記拾遺」で浪人町は唐人町の小名としてあげられている。宝暦―天明年間(一七五一―八九)の成立とされる福岡御城下絵図(県立図書館蔵)によると、東端の唐人町堀端から西端の吉祥寺前まで一三八間余(通路を除く)で、通りの南側に基本的には町家が並び、北側は表口を南に向けた屋敷地二区を除いて他は表口を東・西に向けた屋敷地になっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む