浪切(読み)なみきり

精選版 日本国語大辞典 「浪切」の意味・読み・例文・類語

なみ‐きり【浪切】

〘名〙 和船の水押(みよし)喫水線付近の称。舵の身木前面の整形用添木。また、荷船の上棚船梁(櫓床)の前面を整形し、波の抵抗を減ずる三角形の添木をいう。潮切(しおきり)
俳諧・新続犬筑波集(1660)一九「なみきりといふべきをしのつるぎかな〈三信〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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