浮泛(読み)フハン

デジタル大辞泉 「浮泛」の意味・読み・例文・類語

ふ‐はん【浮×泛/浮汎】

[名・形動](スル)《「泛」「汎」も浮かぶ意》
浮つくこと。また、そのさま。だらしのない状態。
「一試して功を成し―して定まらざる人に愈ること遠しと云り」〈中村訳・西国立志編
水に浮かびただようこと。舟遊びをすること。
「是此動物に欠く可らざるの造構にして…第三―の力を助く」〈松本駒次郎訳・動物小学〉

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精選版 日本国語大辞典 「浮泛」の意味・読み・例文・類語

ふ‐はん【浮泛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) うわつくこと。また、そのさま。だらしのない状態。浮汎。ふへん
    1. [初出の実例]「軽佻浮泛の習、公然と人の嘲笑を顧みず」(出典:都繁昌記(1837)劇場)
  3. 水にうかびただようこと。舟遊びをすること。
    1. [初出の実例]「是此動物に欠く可らざるの造構にして〈略〉第三浮泛の力を助く」(出典:動物小学(1881)〈松本駒次郎訳〉上)
    2. [その他の文献]〔晉書‐謝安伝論〕

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普及版 字通 「浮泛」の読み・字形・画数・意味

【浮泛】ふはん

浮かぶ。

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