浮町
うきちよう
那珂川の右岸にあり、東は宝鏡院門前、西は杉山口。宇木または宇喜とも記す。嘉禄三年(一二二七)の吉田社領家小槻某下文写(吉田神社文書)や正応四年(一二九一)の吉田社領家小槻某預所三善某下文写(同文書)に「吉田社領宇喜郷」とみえ、寛喜元年(一二二九)の吉田社領家小槻某下文写(同文書)に「宇木」、応永二八年(一四二一)の吉田郡諸郷田数并年貢注文写(吉田薬王院文書)に「うきのかう」、年月日未詳の吉田社神事次第写(吉田神社文書)に「浮之郷」などとある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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