浮谷村(読み)うきやむら

日本歴史地名大系 「浮谷村」の解説

浮谷村
うきやむら

岩槻市浮谷

真福寺しんぷくじ村の南、岩槻台地と谷地に立地し、集落は台地上に形成されている。宝暦六年(一七五六)まで岩槻藩領、以後幕府領。田園簿に浮屋村とみえ、高は田方五〇六石余・畑三七二石余。延宝八年(一六八〇)の岩付領内村名石高家数人数寄帳(吉田家文書)によると家数五八(本百姓三四・水呑二四)、人数二八九。岩槻藩の地方支配は下郷しもごう筋に所属。貞享三年(一六八六)の岩槻藩領郷村高帳では高八八〇石余、ほかに新田高九斗余、小物成は野銭永九二八文・藍瓶役鐚七二文。宝永期(一七〇四―一一)の岩槻藩五ヵ筋村高帳では高八八一石余、うち七〇石は名主・組頭高引。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android