浴する(読み)ヨクスル

デジタル大辞泉 「浴する」の意味・読み・例文・類語

よく・する【浴する】

[動サ変][文]よく・す[サ変]
水や湯を浴びる。入浴する。「温泉に―・する」
日光などをからだにあびる。「日光に―・する」
よいものとして身に受ける。こうむる。「文明恩恵に―・する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「浴する」の意味・読み・例文・類語

よく‐・する【浴】

  1. 〘 自動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]よく・す 〘 自動詞 サ行変 〙
  2. 入浴する。水や湯をあびる。水や湯につかる。
    1. [初出の実例]「言は流水に浴してつよく寒て寒さがやうたれば大に熱してから病出たぞと云たれば」(出典:史記抄(1477)一四)
  3. 日光などを身に受ける。
    1. [初出の実例]「おつぎは庭蓋の上に筵を敷いて暖かい日光に浴しながら切干を切りはじめた」(出典:土(1910)〈長塚節〉二)
  4. 恩徳などの中に身を置く。恩徳などを、身にうける。ありがたく受ける。
    1. [初出の実例]「令新恩」(出典吾妻鏡‐治承四年(1180)一〇月二三日)
    2. 「次の相手になる幸運に浴するのはカシオの他にないじゃないか」(出典:シェイクスピア(1952)〈吉田健一〉)

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