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海ほおずき うみほおずきegg capsule

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

海ほおずき
うみほおずき
egg capsule

海産の大型巻貝類の卵嚢の総称。嚢は革質で酸やアルカリに強く,透明,白,黄色などのものが多い。親貝を集めて籠に入れ,産卵させて採取する。卵嚢の形は種によって異なり,呼び名も異なる。たとえば,なぎなたほおずきアカニシの卵嚢で細長く,反長刀 (そりなぎなた) 形,軍配ほおずきはテングニシの卵嚢で軍配形,さかさほおずきはナガニシの卵嚢で前者よりやや細長い (以上いずれも5~8月頃産卵) 。またとっくりほおずきはボウシュウボラの卵嚢で乳首状 (12月~2月頃産卵) ,泡ほおずきはバイの卵嚢で,多数集ると桃白色の泡のように見える (6~8月頃産卵) 。その他まんじゅうほおずき (ミガキボラの卵嚢) ,ちゃんちんほおずき (コロモガイの卵嚢) などがある。卵の発生が進むと脱出口が開き,そこから多くはベリジャー幼生として泳ぎ出し,また,一部の種類では稚貝となってはい出る。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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