海中作業基地(読み)かいちゅうさぎょうきち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海中作業基地」の意味・わかりやすい解説

海中作業基地
かいちゅうさぎょうきち

潜水作業者の作業準備,休息材料・工具格納などの目的で海中に設けられた,高圧気密室を有する施設。海中における工事需要が高まる一方で,水深 10mごとに 1気圧の圧力増加がもたらす減圧症などの危険や,水の抵抗による作業能率の低さなどが問題となり,危険の防止,疲労度の軽減,作業能率の向上の必要性から考え出された。宇宙ステーションと対比される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android