デジタル大辞泉
「海人の子」の意味・読み・例文・類語
あま‐の‐こ【海=人の子】
1 漁師の娘。
「漁りする―どもと人は言へど見るに知らえぬ良人の子と」〈万・八五三〉
2 《船上で世を過ごすところから》遊女。
「白浪の寄するなぎさに世を過ぐす―なれば宿も定めず」〈和漢朗詠・下〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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あま【海人】 の 子(こ)
- ① 漁夫の子供。時に娘をいう。多くいやしい身分の者にいう。
- [初出の実例]「漁(あさ)りする阿末能古(アマノコ)どもと人はいへど見るに知らえぬ良人(うまひと)の子と」(出典:万葉集(8C後)五・八五三)
- ② ( 船に住んで世をすごす意から ) 遊女。あそびめ。うかれめ。
- [初出の実例]「白浪のよするなぎさに世をすぐすあまのこなれば宿もさだめず〈海人詠〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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