最新 地学事典 「海水濾過装置」の解説
かいすいろかそうち
海水濾過装置
seawater filtrating system
海水を濾過することにより粒子状物質を集めるための装置。海水には溶存物質と粒子状物質が混じって存在している。海水中の粒子は,大きさ,形,密度,組成など一つ一つが異なった粒子の集合体であるから,その集め方によって異なった粒子集団の情報が得られる。1トン以上の大量の海水の濾過を深海の現場で行う装置も現れている。水環境科学の分野では便宜上0.2から1µm,海洋では0.45µmの孔隙をもつフィルターを通過したものは,溶存物質として扱われることが多い。最近ではその1/1,000の粒径であるナノサイズの粒子も研究対象となっている。
執筆者:川幡 穂高
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

