日本大百科全書(ニッポニカ) 「海鹿島」の意味・わかりやすい解説 海鹿島あしかじま 千葉県銚子市(ちょうしし)犬吠埼(いぬぼうさき)の近くにある小島。一帯は大小無数の岩礁地帯で、中生代白亜紀の礫岩(れきがん)と砂層からなる。明治中期ごろまでアシカが生息していたのでこの名がある。島の対岸は銚子市海鹿島町で、国木田独歩(くにきだどっぽ)、竹久夢二、尾崎咢堂(がくどう)らの文学碑が点在し、また、磯(いそ)巡りの名所としても有名である。JR総武本線銚子駅から銚子電鉄が外川まで通じ、海鹿島駅がある。[山村順次] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例