精選版 日本国語大辞典 「液冷機関」の意味・読み・例文・類語 えきれい‐きかん‥キクヮン【液冷機関】 〘 名詞 〙 水冷機関の冷却水の代わりに、沸点の高いエチレングリコール溶液などを用いた機関。気圧の低い所では水は気化しやすく、熱伝導率が悪化して過熱事故などを起こす危険があるので、もっぱら航空機用エンジンとして用いられる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「液冷機関」の意味・わかりやすい解説 液冷機関【えきれいきかん】 エンジンの冷却に水やエチレングリコールなどの液体を利用するもの。シリンダーおよびシリンダーヘッドのまわりに液体の循環路をつくり冷却する。熱せられた液体はラジエターで熱を放散し,ふたたびシリンダーまわりへむかう。水よりも沸点の高いエチレングリコールなどを使う場合,冷却系統を密閉,大気圧以上の圧力にしてさらに沸点を上げ,ラジエターを小さくすることも多い。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報