普及版 字通 「涸」の読み・字形・画数・意味 涸11画 [字音] コ・カク[字訓] かれる[説文解字] [その他] [字形] 形声声符は固(こ)。固は生気を失って状態の固定したものをいう。〔説文〕十一上に「(つ)くるなり」とし、「讀みて(こかく)のの(ごと)くす」とするが、その音を用いる例はない。水が涸れる意。涸沢の神を慶忌といい、たけ四寸、黄衣黄冠、小馬を駆って千里の外に疾駆し往復するという。[訓義]1. かれる、からす、かわく。2. ふさぐ。3. きびしい。[古辞書の訓]〔名義抄〕涸 カハク・カル・ツク・ツキヌ・コトゴトク・サムシ・ハシ 〔字鏡集〕涸 サムシ・コトゴトク・ツクス・ツク・カレヌ・カワク・カラス・カル・ミヅノツクルナリ・ミヅノカハクナリ・ハシ・ウラ・ホス・ツキヌ[語系]涸hakは(渇)khat、竭giatと声義近く、枯・khaもその系統の語である。[熟語]涸陰▶・涸河▶・涸渇▶・涸旱▶・涸漁▶・涸魚▶・涸竭▶・涸沍▶・涸渚▶・涸沼▶・涸水▶・涸塞▶・涸滞▶・涸沢▶・涸池▶・涸轍▶・涸凍▶・涸鮒▶・涸落▶・涸流▶・涸▶[下接語]陰涸・乾涸・匱涸・窮涸・凝涸・竭涸・枯涸・冱涸・潤涸 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報