淀祭(読み)よどまつり

精選版 日本国語大辞典 「淀祭」の意味・読み・例文・類語

よど‐まつり【淀祭】

  1. 〘 名詞 〙 京都市伏見区淀本町の旧淀城内(もと、水垂(みたれ))にある与杼(よど)神社祭礼。特に一〇月(陰暦九月)二三日の祭をいう。三基の神輿桂川を渡って大下津の旅所まで渡御し、道が狭いためそのまま回れ右をして還幸したので、「後(あと)が先になる淀祭」といわれた。近年渡御は中止している。水垂祭。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「於淀辺有下人為市之所、令尋之、今日淀祭也」(出典:高野山文書‐久安四年(1148)五月三日・御室御所高野山御参籠日記)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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