淮水(読み)ワイスイ

山川 世界史小辞典 改訂新版 「淮水」の解説

淮水(わいすい)
Huaishui

中国中部の河川。河南省南端に源を発し,東流して大運河黄海長江に分注する。全長約1100km。秦嶺(しんれい)‐淮水線は中国を風土的に南北にわかち,歴史的に南北朝南宋はこの線を境界とした。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の淮水の言及

【四瀆】より

…一説に,中国の汚濁を海に流す大河を指すともいう(《白虎通》巡狩)。一般には,長江(揚子江),黄河,淮水(わいすい),済水を数える。四瀆は古くから神としてまつられてきたが,五岳とともに国家の祭祀の対象となるのは前漢宣帝の神爵1年(前61)からで,四瀆のおのおのについて特定の地に廟が建てられた。…

【淮河】より

…中国の黄河と長江(揚子江)の中間を流れる代表的河川で,四瀆(しとく)の一つ。淮水ともいう。主流の源は河南・湖北界の桐柏山地にあり,河南東部,安徽北部,江蘇北部の水を集めて長江と黄海に注ぐ。…

※「淮水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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