深山柞(読み)ミヤマホウソ

デジタル大辞泉 「深山柞」の意味・読み・例文・類語

みやま‐ほうそ〔‐はうそ〕【深山×柞】

アワブキ科の落葉小高木。本州以西の山地自生。葉は長卵形で、縁にぎざぎざがある。夏、黄色い小花を円錐状につけ、暗紫色の丸い実を結ぶ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「深山柞」の意味・読み・例文・類語

みやま‐ほうそ ‥はうそ【深山柞】

〘名〙 アワブキ科の落葉小高木。本州、四国九州の山地に生える。高さ約三メートル。枝は細くやや垂れぎみに横にひろがる。葉は柄をもち倒長卵形で縁に波状鋸歯(きょし)がある。夏、枝先に淡黄色のごく小さな花が円錐状に群がってつく。花弁は五枚だが二枚が退化して鱗片状になっている。果実は径約四ミリメートルの球形で暗紫色に熟す。みやまははそ。〔物品識名拾遺(1825)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android