日本大百科全書(ニッポニカ) 「アワブキ科」の意味・わかりやすい解説 アワブキ科あわぶきか[学] Sabiaceae 双子葉植物、離弁花類。高木もしくは低木。藤本もある。葉は単葉または羽状複葉。花は小さく5数性で放射相称。花弁は5枚、うち2枚は小さな鱗片(りんぺん)状になるものがある。雄しべ5本は花弁と対の位置につき、その2~3本は仮雄蕊(かゆうずい)となるものがある。果実は液果状または裂開しない乾果、側面に永存性の花柱がある。東アジア、アメリカの熱帯から温帯にかけて分布し、3属50種ほど知られる。日本にはアワブキ属5種、アオカズラ属1種が分布する。APG分類でもアワブキ科とされる。[山崎 敬 2020年4月17日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例