深溝神社(読み)ふこうずじんじや

日本歴史地名大系 「深溝神社」の解説

深溝神社
ふこうずじんじや

[現在地名]幸田町深溝 一ノ宮

村域の中央より北の丘陵寄りに位置する。素戔嗚命を主な祭神とする。社伝によると延元元年(一三三六)再建とし、牛頭天王の宮と称する。明応―文亀年間(一四九二―一五〇四)深溝領主大場氏の崇敬を受けるとある。深溝松平二代好景が献穀田二反二畝一二歩を献納、三代伊忠は社殿再興修繕をした。永禄六年(一五六三)家康が深溝城に来城した際に武運長久祈願をしたと伝える。慶長一八年(一六一三)深溝村地頭板倉重昌が深溝天王社を守護神とする。

元和七年(一六二一)の棟札に「奉造営牛頭天王御社塔 時于元和七年五月日 願主松平主殿頭忠利敬白」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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