深田直城(読み)フカダ チョクジョウ

20世紀日本人名事典 「深田直城」の解説

深田 直城
フカダ チョクジョウ

明治〜昭和期の日本画家



生年
文久1年7月14日(1861年)

没年
昭和22(1947)年

出生地
近江国膳所(滋賀県大津市)

本名
深田 政孝

別名
字=子簽,別号=秋月

経歴
森川曽文に師事し、四条派を学ぶ。大和、近江、摂津などを遊歴し、明治15年第1回内国絵画共進会、16年同第2回で共に褒状を受ける。また内国勧業博では、23年第3回「鳴門図」、28年第4回「金閣寺雪景」がいずれも褒状を受賞。さらに24年京都私立日本青年絵画共進会、28年日本青年絵画共進会、30年全国絵画共進会でそれぞれ3等賞を受け、四条派の実力青年作家として活躍。日本美術協会会員となり、40年正派同志会第1回展では審査員を務めた。また大阪に移住し、大阪絵画会会員となり、後進育成にあたった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「深田直城」の解説

深田直城 ふかだ-ちょくじょう

1861-1947 明治-昭和時代前期の日本画家。
文久元年7月14日生まれ。森川曾文(そぶん)にまなぶ。内国勧業博覧会,全国絵画共進会に「鳴門図」「鮮魚」などを出品。明治40年正派同志会展審査員。大阪にすみ,後進を指導した。昭和22年死去。87歳。近江(おうみ)(滋賀県)出身本名は政孝。別号に秋月。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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