淵ヶ谷村(読み)ふちがたにむら

日本歴史地名大系 「淵ヶ谷村」の解説

淵ヶ谷村
ふちがたにむら

[現在地名]福岡町五位ごい

小野この村の北、子撫こなで川上流域の山間村。慶長一〇年(一六〇五)の淵ヶ谷村検地打渡状写(川合家文書)によれば田畑屋敷ともで七町一反余、分米一〇六石余。元和五年(一六一九)の家高新帳に「ふちか谷」とみえ役家数一〇、赤丸組に属した。正保郷帳では高一〇六石余、田方六町一反余・畑方一町。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高一一四石、免六ツ六歩、小物成は炭役四八匁・蝋役三匁(三箇国高物成帳)。文政四年(一八二一)の宮島組七一ヵ村草高免付品々帳(杉野家文書)によれば草高一六八石、百姓数五三、うち死絶人一。天明五年(一七八五)凶作では死絶四戸をはじめ疫病などで耕作不能となった家が二二軒に及んだ(「死絶百姓等持高調帳」杉野家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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