添田神社(読み)そえだじんじや

日本歴史地名大系 「添田神社」の解説

添田神社
そえだじんじや

[現在地名]添田町添田 宮の谷

岩石がんじやく城跡がある岩石山の西麓に鎮座する。祭神は菅原道真・天穂日命。旧郷社。かつては天満宮と称され、添田町そえだまち村・添田村の産土神であった。初め岩石山の頂上にあったが、保元三年(一一五八)大庭景親が岩石城を築いた時に新宮を西麓(現在地)に造営し、太宰府天満宮から分霊を勧請して合祀したと伝える(「県神社誌」など)。しかし豊前田川郡社記(小笠原文庫)によれば、正保二年(一六四五)高瀬九左衛門が氏子と相談してしよう村の天満宮の分霊を勧請したというが、小野好香の田川郡社寺(田川市立図書館蔵)には慶安元年(一六四八)の創立とあり、史実は判然としない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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