清原雪信(読み)きよはら ゆきのぶ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「清原雪信」の解説

清原雪信 きよはら-ゆきのぶ

1643-1682 江戸時代前期の画家
寛永20年生まれ。父は久隅守景(くすみ-もりかげ),母は狩野(かのう)探幽の姪(めい)の国(くに)。探幽にまなび,狩野派の女流画家として知られた。同門の清原氏平野伊兵衛と結婚し,京都にすんだといわれる。天和(てんな)2年4月29日死去。40歳。名は雪。作品に「小野小町」「花鳥図」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の清原雪信の言及

【久隅守景】より

…守景の絵画史上の意義は,当時しだいに安易な粉本主義から創造性を失いつつあった江戸狩野派を離れ,農民の生活に取材した田園風俗を自由に描くことによって狩野派にない新生面を開いたことにある。なお,守景の娘雪はのちに一流の閨秀画家といわれた清原雪信(1643‐82)であるが,大和絵的な画風で,父との共通性は見いだせない。【安村 敏信】。…

※「清原雪信」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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