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清正公信仰 せいしょうこうしんこう

世界大百科事典 第2版の解説

せいしょうこうしんこう【清正公信仰】

肥後熊本の領主で熱心な法華の信者であった加藤清正を〈清正公(せいしよこ)さん〉と奉称し,所願成就を祈る信仰。この信仰は地域的には清正の旧領で,その廟所(びようしよ)(本妙寺)のある熊本を中心に九州一円に広がる宗派を超越した庶民信仰としてみられ,教団的には日蓮宗旧六条門流寺院を中心に全国的に分布している。この信仰の成立過程には,清正が肥後にはじめて法華信仰を導入した人物として教団的に尊崇されたこと,治水,干拓などにしめされた治世の名君として敬慕されたこと,さらに家系断絶に対する庶民的同情等がその背景にあり,同時に,その廟所である本妙寺が清正の創建以来祈禱寺としての性格を持続していたことによる。

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世界大百科事典内の清正公信仰の言及

【本妙寺】より

…加藤家改易ののち新領主細川氏も崇敬し,寺領400石を給した。この間,後陽成天皇勅願寺となり,永代紫衣を勅許され,また京都六条本圀寺門流の九州総本寺に列し,領内上下の清正崇敬は清正公信仰に発展,西日本一円に伝播し,近世庶民信仰の一中心ともなった。明治維新に際し一時神祭となったが,やがて旧に復した。…

※「清正公信仰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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