清水磨崖仏(読み)きよみずまがいぶつ

日本歴史地名大系 「清水磨崖仏」の解説

清水磨崖仏
きよみずまがいぶつ

[現在地名]川辺町清水

万之瀬まのせ川右岸沿いの通称岩屋いわやとよばれる高さ二〇メートル、幅二六〇メートル(三六〇―四〇〇メートルともいう)の岩壁に刻まれている。県指定史跡。磨崖仏とよばれるが、仏像は明治二八年(一八九五)に吉田順道が旧清水村の石工木原三之助に刻ませた十一面観音と阿弥陀如来の二体だけで、多くは五輪塔・宝篋印塔板碑などの線刻。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の清水磨崖仏の言及

【川辺[町]】より

…川辺仏壇と称される仏壇の製造も盛んで,1975年に国の伝統工芸産業に指定された。鎌倉中期から明治中期にまで及ぶ清水(きよみず)磨崖仏があり,日本一といわれる大五輪塔がある。【吉成 直樹】。…

※「清水磨崖仏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む