残党(読み)ザントウ

デジタル大辞泉 「残党」の意味・読み・例文・類語

ざん‐とう〔‐タウ〕【残党】

敵に敗れた一党うちで、わずかに生き残っている者たち。「平家残党
一時期勢力をもっていて、のちに弱体化した集団などの生き残り。「ロマン派残党

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精選版 日本国語大辞典 「残党」の意味・読み・例文・類語

ざん‐とう‥タウ【残党】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 戦いに敗れ、討ちもらされなどして残った人たち。余党
    1. [初出の実例]「搦取残党五人」(出典吾妻鏡‐文治二年(1186)六月二八日)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐竇建徳〕
  3. ( 比喩的に ) ある集団が衰えたり弱体化したりしても、なお残っている者。
    1. [初出の実例]「然ういふ緑会の残党(ザンタウ)も、最う二人限だから」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉秋)
  4. ( 形動 ) 公正でない、不公平なさま。
    1. [初出の実例]「信玄公、御他界七年めよりは、残党(ザンタウ)なる、さばきにて」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品五五)

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普及版 字通 「残党」の読み・字形・画数・意味

【残党】ざんとう

残った悪党

字通「残」の項目を見る

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