清水錬徳(読み)シミズ レントク

20世紀日本人名事典 「清水錬徳」の解説

清水 錬徳
シミズ レントク

昭和期の洋画家



生年
明治37(1904)年2月1日

没年
平成7(1995)年1月13日

出生地
石川県小松市

本名
清水 順吉

学歴〔年〕
本郷研究所卒

経歴
浮世絵師を父に、画家を志し、大阪の自由研究所でデッサンを修業したあと上京、本郷研究所で岡田三郎助らに師事、昭和5年二科展入選で画壇にデビューする。独立美術展には7年の第2回展から出展し、25年に会員となり、今では独立美術協会の長老的存在。戦後は自由濶達な筆致で山を中心に風景を描き、フォーブ源流とする日本的な油彩画の道を拓いた。61年9月に銀座の吉井画廊で開催の個展は、独立展の出品作「駒ケ岳連峯」はじめ近作約20点で構成される。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「清水錬徳」の解説

清水錬徳 しみず-れんとく

1904-1995 昭和時代の洋画家。
明治37年2月1日生まれ。本郷絵画研究所にまなぶ。一九三○年協会展,二科展に出品。昭和7年より独立美術協会展に出品,15年協会賞受賞,25年会員となる。即興的な筆さばきにより風景画に新境地をきずいた。平成7年1月13日死去。90歳。石川県出身。本名貞吉

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android