清濁を分かつ(読み)せいだくをわかつ

精選版 日本国語大辞典 「清濁を分かつ」の意味・読み・例文・類語

せいだく【清濁】 を 分(わ)かつ

分別がつく。善悪、是非、優劣などを判断する。
吾妻鏡‐元暦元年(1184)一一月二一日「如常胤、実平者、不清濁之武士也」
楽譜に合った、正しい高低や強弱をわきまえる。
平家(13C前)三「邑老・村女・漁人野叟、首(かうべ)をうなだれ、耳を峙(そばだつ)といへ共、更に清濁をわかち、呂律をしる事なし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android