日本歴史地名大系 「清王村」の解説 清王村せいおうむら 福井県：坂井郡金津町清王村[現在地名]金津町清王加越山地上の北陸街道沿いにある。永仁五年（一二九七）の坪江下郷検注記録（大乗院文書）に「十楽番頭内」として「一、勢王名 十丁四反大卅歩 不知行」とある。村名は慶長三年（一五九八）の検地帳（竹内家所蔵）に「坂北郡内清王村」とあり、慶長年間には隣村柿（かき）ヶ原十楽（はらじゆうらく）村に多賀谷三経（越前松平氏家臣）の居館もあり、柿ヶ原村・柿ヶ原十楽村・柿原西方寺（かきばらさいほうじ）村・指中（ゆびなか）村などとともに一種の城下集落をなしていたようである。上記の村々を総称して柿原郷と称した。 清王村せいおうむら 高知県：幡多郡大月町清王村[現在地名]大月町清王弘見（ひろみ）村の南、浦尻（うらじり）川上流の村で、「土佐州郡志」は「西向、東限春遠村、西限鉾土村、南限姫居村、北限弘見村、東西三十五町許南北四十町許、戸五、其土雑砂」と記す。村名は天正一七年（一五八九）の広見村地検帳に広見（ひろみ）村を構成する一村としてみえる。検地面積三町三反余、屋敷数四うち居屋敷二。すべて依岡弥二良の給地。江戸時代の当村は元禄地払帳によれば総地高四二石余、うち本田高三三石余で蔵入地、新田高九石余で貢物地。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
