清見寺町(読み)せいけんじまち

日本歴史地名大系 「清見寺町」の解説

清見寺町
せいけんじまち

[現在地名]清水市興津清見寺町おきつせいけんじちよう横砂東町よこすなひがしちよう

濁沢にごりさわ村の東に位置する。南は清見きよみ潟に臨み、海寄りを東海道が東西に通る。北東は八木間やぎま村、北西は広瀬ひろせ村、東は興津おきつ宿。清見寺門前せいけんじもんぜん町ともいい(宿村大概帳など)、地内にある臨済宗の名刹清見寺の門前として発達した。宿村大概帳に「往還通長五町弐拾壱間不残家居也」とみえるように、東海道の往還沿いは興津宿から続く町場で、清見寺の門前、字寺下てらしたには立場(興津宿から七町、江尻宿まで三一町)が置かれた(宿村大概帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android