デジタル大辞泉 「清貧の思想」の意味・読み・例文・類語 せいひんのしそう〔セイヒンのシサウ〕【清貧の思想】 中野孝次によるエッセー。西行・兼好・芭蕉といった風流人たちの生き方を紹介しつつ、シンプルな暮らしを提唱する。日本のバブル経済崩壊後の平成4年(1992)に刊行され、一大ブームとなった。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「清貧の思想」の意味・わかりやすい解説 清貧の思想せいひんのしそう 中野孝次の著書の題名。その内容は,西行,兼好,芭蕉 (→松尾芭蕉 ) など,いわば世捨て人の風雅の暮しを論じたもの。一切を捨てきったあとの心の充実を説くその論は,むしろ古風な伝統のうえにあるもので目新しいことではないが,ちょうどバブルがはじけた時期と重なり,「清貧」の語が新鮮な響きをもって復活した。これがタイムリーなネーミングとなり,驚くほどの反響を得た。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by