清越(読み)せいえつ

精選版 日本国語大辞典 「清越」の意味・読み・例文・類語

せい‐えつ‥ヱツ【清越】

  1. 〘 名詞 〙 音声がすんで調子が高いこと。
    1. [初出の実例]「廻周施映弁冠徹、清越有声環珮寒」(出典朝野群載‐一三・永久五年(1117)一一月二一日・藤原尹経班方玉詩)
    2. 「太白の詩は、音調清越、絲竹の如し。少陵は其声濁る、革木の如し」(出典:淡窓詩話(19C中)下)
    3. [その他の文献]〔礼記‐聘義〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「清越」の読み・字形・画数・意味

【清越】せいえつ(ゑつ)

澄んで調子が高い。〔礼記、聘義〕夫(そ)れ昔(むかし)、君子を玉に比す。潤にして澤あるは仁なり。密(しんみつ)にして以て栗なる(堅き)は知なり。~之れを叩(たた)けば其の聲越にして以て長く、其の然(くつぜん)たるは樂なり。

字通「清」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android