渇命(読み)カツメイ

デジタル大辞泉 「渇命」の意味・読み・例文・類語

かつ‐めい【渇命】

飢えや渇きのために命が危なくなること。かつみょう。
「このままありては三人ともに―に及べば」〈浮・胸算用・三〉

かつ‐みょう〔‐ミヤウ〕【渇命】

かつめい(渇命)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「渇命」の意味・読み・例文・類語

かつ‐めい【渇命】

  1. 〘 名詞 〙 飢えやかわきのために命があぶなくなること。また、その命。かつみょう。
    1. [初出の実例]「負薪而食とは、薪を負て渇命をつくほどなほどに」(出典:史記抄(1477)一七)
    2. 「女心にかなしく是をなげくに甲斐もなし。道を立(たち)ひとりくらせば、かつめいにおよび」(出典浮世草子武家義理物語(1688)六)

かつ‐みょう‥ミャウ【渇命】

  1. 〘 名詞 〙かつめい(渇命)
    1. [初出の実例]「などや子どものかつみゃうをもはからはせ給はぬぞ」(出典:御伽草子・三人法師(室町末))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android